光と困難 (glory and suffering)

福音　マルコ９，２－１３　( click here to read and listen this passage)
説教：（土曜日、年２０１０2月19日）

ある人にとっては外国語を勉強することはやさしく楽しいこともあります。私には日本語の勉強が大きなチャレンジになっています。しかし、この共同体は私を応援してくれるので私の楽しみです。

今日の福音でマルコは主イエスの変容の出来事を書きました。6日前に、イエスが受難を予告した後に、神である父は、自分の子イエスの神聖な姿、つまり復活したイエスの姿を3人の弟子にお示しになりました。更に、イエスの変容によって、弟子たちの信仰は非常に応援を受けました。けれども、光に包まれたイエスの姿はすぐに消えてしまいます。

それでは、困難と光は、かわるがわるやってきます。困難は長く、光は短いですが、この短い光にイエスの神聖さ、神様の大きなわざ（偉大なわざ）が表されます。外国語を勉強したり、神学を勉強したりするときの苦労はとても長く感じられます。時々、やめてしまいたくなることもあるかもしれません。けれども、そのように苦しんでいるときに、光が先に待っているという信仰をもつことが大切です。

この世の普通の生活の中でも、神聖な祈りによって光を見ることができます。光を見るとうれしくなりますが、光をあまり見ません。イエスの姿が変容するのは山の上で短い時間です。山から下りて普通の生活をしている時間の方がずっと長いです。私たちの生活も、山から下りた普通の生活が長く続きます。つまり、山から下りても光を見ることができます。

困難にあった時に、光が助けてくれます。この光は自分で作ることができません。光は、神様からもらいます。祈りの生活の中で、私たちは何回もイエスの光をもらいました。イエスの姿を観想すると、私たちには主の栄光が輝き出ます。このおかげで、私たちは清い心になります。だから、困難があった時、その光は、困難から解放させてくれます。イエスを観想するのは難しくありませんが、イエスの言葉に従うことは難しいと思います。それは私たちの大きなチャレンジと思っています。

このミサの中で、イエスが私たちが困難な状況(じょうきょう)にあってもイエスの言葉に従う強い信仰を与えて下さるように祈りましょう。