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Friday, February 11, 2011

ルカによる福音 (十七、十八、十九、二十章)

ルカによる福音

17:01

イエスは弟子たちに言われた。「つまずきは避けられない。だが、それをもたらす者は不幸である。 17:02そのような者は、これらの小さい者の一人をつまずかせるよりも、首にひき臼を懸けられて、海に投げ込まれてしまう方がましである。 17:03あなたがたも気をつけなさい。もし兄弟が罪を犯したら、戒めなさい。そして、悔い改めれば、赦してやりなさい。 17:04一日に七回あなたに対して罪を犯しても、七回、『悔い改めます』と言ってあなたのところに来るなら、赦してやりなさい。」 17:05使徒たちが、「わたしどもの信仰を増してください」と言ったとき、 17:06主は言われた。「もしあなたがたにからし種一粒ほどの信仰があれば、この桑の木に、『抜け出して海に根を下ろせ』と言っても、言うことを聞くであろう。 17:07あなたがたのうちだれかに、畑を耕すか羊を飼うかする僕がいる場合、その僕が畑から帰って来たとき、『すぐ来て食事の席に着きなさい』と言う者がいるだろうか。 17:08むしろ、『夕食の用意をしてくれ。腰に帯を締め、わたしが食事を済ますまで給仕してくれ。お前はその後で食事をしなさい』と言うのではなかろうか。 17:09命じられたことを果たしたからといって、主人は僕に感謝するだろうか。 17:10あなたがたも同じことだ。自分に命じられたことをみな果たしたら、『わたしどもは取るに足りない僕です。しなければならないことをしただけです』と言いなさい。」

17:11イエスはエルサレムへ上る途中、サマリアとガリラヤの間を通られた。 17:12ある村に入ると、らい病を患っている十人の人が出迎え、遠くの方に立ち止まったまま、 17:13声を張り上げて、「イエスさま、先生、どうか、わたしたちを憐れんでください」と言った。 17:14イエスはらい病を患っている人たちを見て、「祭司たちのところに行って、体を見せなさい」と言われた。彼らは、そこへ行く途中で清くされた。 17:15その中の一人は、自分がいやされたのを知って、大声で神を賛美しながら戻って来た。 17:16そして、イエスの足もとにひれ伏して感謝した。この人はサマリア人だった。 17:17そこで、イエスは言われた。「清くされたのは十人ではなかったか。ほかの九人はどこにいるのか。 17:18この外国人のほかに、神を賛美するために戻って来た者はいないのか。」 17:19それから、イエスはその人に言われた。「立ち上がって、行きなさい。あなたの信仰があなたを救った。」

17:20ファリサイ派の人々が、神の国はいつ来るのかと尋ねたので、イエスは答えて言われた。「神の国は、見える形では来ない。 17:21『ここにある』『あそこにある』と言えるものでもない。実に、神の国はあなたがたの間にあるのだ。」 17:22それから、イエスは弟子たちに言われた。「あなたがたが、人の子の日を一日だけでも見たいと望む時が来る。しかし、見ることはできないだろう。 17:23『見よ、あそこだ』『見よ、ここだ』と人々は言うだろうが、出て行ってはならない。また、その人々の後を追いかけてもいけない。 17:24稲妻がひらめいて、大空の端から端へと輝くように、人の子もその日に現れるからである。 17:25しかし、人の子はまず必ず、多くの苦しみを受け、今の時代の者たちから排斥されることになっている。 17:26ノアの時代にあったようなことが、人の子が現れるときにも起こるだろう。 17:27ノアが箱舟に入るその日まで、人々は食べたり飲んだり、めとったり嫁いだりしていたが、洪水が襲って来て、一人残らず滅ぼしてしまった。 17:28ロトの時代にも同じようなことが起こった。人々は食べたり飲んだり、買ったり売ったり、植えたり建てたりしていたが、 17:29ロトがソドムから出て行ったその日に、火と硫黄が天から降ってきて、一人残らず滅ぼしてしまった。 17:30人の子が現れる日にも、同じことが起こる。 17:31その日には、屋上にいる者は、家の中に家財道具があっても、それを取り出そうとして下に降りてはならない。同じように、畑にいる者も帰ってはならない。 17:32ロトの妻のことを思い出しなさい。 17:33自分の命を生かそうと努める者は、それを失い、それを失う者は、かえって保つのである。 17:34言っておくが、その夜一つの寝室に二人の男が寝ていれば、一人は連れて行かれ、他の一人は残される。 17:35二人の女が一緒に臼をひいていれば、一人は連れて行かれ、他の一人は残される。」 17:36*畑に二人の男がいれば、一人は連れて行かれ、他の一人は残される。 17:37そこで弟子たちが、「主よ、それはどこで起こるのですか」と言った。イエスは言われた。「死体のある所には、はげ鷹も集まるものだ。」
18:01

イエスは、気を落とさずに絶えず祈らなければならないことを教えるために、弟子たちにたとえを話された。 18:02「ある町に、神を畏れず人を人とも思わない裁判官がいた。 18:03ところが、その町に一人のやもめがいて、裁判官のところに来ては、『相手を裁いて、わたしを守ってください』と言っていた。 18:04裁判官は、しばらくの間は取り合おうとしなかった。しかし、その後に考えた。『自分は神など畏れないし、人を人とも思わない。 18:05しかし、あのやもめは、うるさくてかなわないから、彼女のために裁判をしてやろう。さもないと、ひっきりなしにやって来て、わたしをさんざんな目に遭わすにちがいない。』」 18:06それから、主は言われた。「この不正な裁判官の言いぐさを聞きなさい。 18:07まして神は、昼も夜も叫び求めている選ばれた人たちのために裁きを行わずに、彼らをいつまでもほうっておかれることがあろうか。 18:08言っておくが、神は速やかに裁いてくださる。しかし、人の子が来るとき、果たして地上に信仰を見いだすだろうか。」

18:09自分は正しい人間だとうぬぼれて、他人を見下している人々に対しても、イエスは次のたとえを話された。 18:10「二人の人が祈るために神殿に上った。一人はファリサイ派の人で、もう一人は徴税人だった。 18:11ファリサイ派の人は立って、心の中でこのように祈った。『神様、わたしはほかの人たちのように、奪い取る者、不正な者、姦通を犯す者でなく、また、この徴税人のような者でもないことを感謝します。 18:12わたしは週に二度断食し、全収入の十分の一を献げています。』 18:13ところが、徴税人は遠くに立って、目を天に上げようともせず、胸を打ちながら言った。『神様、罪人のわたしを憐れんでください。』 18:14言っておくが、義とされて家に帰ったのは、この人であって、あのファリサイ派の人ではない。だれでも高ぶる者は低くされ、へりくだる者は高められる。」

18:15イエスに触れていただくために、人々は乳飲み子までも連れて来た。弟子たちは、これを見て叱った。 18:16しかし、イエスは乳飲み子たちを呼び寄せて言われた。「子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである。 18:17はっきり言っておく。子供のように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこに入ることはできない。」

18:18ある議員がイエスに、「善い先生、何をすれば永遠の命を受け継ぐことができるでしょうか」と尋ねた。 18:19イエスは言われた。「なぜ、わたしを『善い』と言うのか。神おひとりのほかに、善い者はだれもいない。 18:20『姦淫するな、殺すな、盗むな、偽証するな、父母を敬え』という掟をあなたは知っているはずだ。」 18:21すると議員は、「そういうことはみな、子供の時から守ってきました」と言った。 18:22これを聞いて、イエスは言われた。「あなたに欠けているものがまだ一つある。持っている物をすべて売り払い、貧しい人々に分けてやりなさい。そうすれば、天に富を積むことになる。それから、わたしに従いなさい。」 18:23しかし、その人はこれを聞いて非常に悲しんだ。大変な金持ちだったからである。 18:24イエスは、議員が非常に悲しむのを見て、言われた。「財産のある者が神の国に入るのは、なんと難しいことか。 18:25金持ちが神の国に入るよりも、らくだが針の穴を通る方がまだ易しい。」 18:26これを聞いた人々が、「それでは、だれが救われるのだろうか」と言うと、 18:27イエスは、「人間にはできないことも、神にはできる」と言われた。 18:28するとペトロが、「このとおり、わたしたちは自分の物を捨ててあなたに従って参りました」と言った。 18:29イエスは言われた。「はっきり言っておく。神の国のために、家、妻、兄弟、両親、子供を捨てた者はだれでも、 18:30この世ではその何倍もの報いを受け、後の世では永遠の命を受ける。」

18:31イエスは、十二人を呼び寄せて言われた。「今、わたしたちはエルサレムへ上って行く。人の子について預言者が書いたことはみな実現する。 18:32人の子は異邦人に引き渡されて、侮辱され、乱暴な仕打ちを受け、唾をかけられる。 18:33彼らは人の子を、鞭打ってから殺す。そして、人の子は三日目に復活する。」 18:34十二人はこれらのことが何も分からなかった。彼らにはこの言葉の意味が隠されていて、イエスの言われたことが理解できなかったのである。

18:35イエスがエリコに近づかれたとき、ある盲人が道端に座って物乞いをしていた。 18:36群衆が通って行くのを耳にして、「これは、いったい何事ですか」と尋ねた。 18:37「ナザレのイエスのお通りだ」と知らせると、 18:38彼は、「ダビデの子イエスよ、わたしを憐れんでください」と叫んだ。 18:39先に行く人々が叱りつけて黙らせようとしたが、ますます、「ダビデの子よ、わたしを憐れんでください」と叫び続けた。 18:40イエスは立ち止まって、盲人をそばに連れて来るように命じられた。彼が近づくと、イエスはお尋ねになった。 18:41「何をしてほしいのか。」盲人は、「主よ、目が見えるようになりたいのです」と言った。 18:42そこで、イエスは言われた。「見えるようになれ。あなたの信仰があなたを救った。」 18:43盲人はたちまち見えるようになり、神をほめたたえながら、イエスに従った。これを見た民衆は、こぞって神を賛美した。
19:01

イエスはエリコに入り、町を通っておられた。 19:02そこにザアカイという人がいた。この人は徴税人の頭で、金持ちであった。 19:03イエスがどんな人か見ようとしたが、背が低かったので、群衆に遮られて見ることができなかった。 19:04それで、イエスを見るために、走って先回りし、いちじく桑の木に登った。そこを通り過ぎようとしておられたからである。 19:05イエスはその場所に来ると、上を見上げて言われた。「ザアカイ、急いで降りて来なさい。今日は、ぜひあなたの家に泊まりたい。」 19:06ザアカイは急いで降りて来て、喜んでイエスを迎えた。 19:07これを見た人たちは皆つぶやいた。「あの人は罪深い男のところに行って宿をとった。」 19:08しかし、ザアカイは立ち上がって、主に言った。「主よ、わたしは財産の半分を貧しい人々に施します。また、だれかから何かだまし取っていたら、それを四倍にして返します。」 19:09イエスは言われた。「今日、救いがこの家を訪れた。この人もアブラハムの子なのだから。 19:10人の子は、失われたものを捜して救うために来たのである。」

19:11人々がこれらのことに聞き入っているとき、イエスは更に一つのたとえを話された。エルサレムに近づいておられ、それに、人々が神の国はすぐにも現れるものと思っていたからである。 19:12イエスは言われた。「ある立派な家柄の人が、王の位を受けて帰るために、遠い国へ旅立つことになった。 19:13そこで彼は、十人の僕を呼んで十ムナの金を渡し、『わたしが帰って来るまで、これで商売をしなさい』と言った。 19:14しかし、国民は彼を憎んでいたので、後から使者を送り、『我々はこの人を王にいただきたくない』と言わせた。 19:15さて、彼は王の位を受けて帰って来ると、金を渡しておいた僕を呼んで来させ、どれだけ利益を上げたかを知ろうとした。 19:16最初の者が進み出て、『御主人様、あなたの一ムナで十ムナもうけました』と言った。 19:17主人は言った。『良い僕だ。よくやった。お前はごく小さな事に忠実だったから、十の町の支配権を授けよう。』 19:18二番目の者が来て、『御主人様、あなたの一ムナで五ムナ稼ぎました』と言った。 19:19主人は、『お前は五つの町を治めよ』と言った。 19:20また、ほかの者が来て言った。『御主人様、これがあなたの一ムナです。布に包んでしまっておきました。 19:21あなたは預けないものも取り立て、蒔かないものも刈り取られる厳しい方なので、恐ろしかったのです。』 19:22主人は言った。『悪い僕だ。その言葉のゆえにお前を裁こう。わたしが預けなかったものも取り立て、蒔かなかったものも刈り取る厳しい人間だと知っていたのか。 19:23ではなぜ、わたしの金を銀行に預けなかったのか。そうしておけば、帰って来たとき、利息付きでそれを受け取れたのに。』 19:24そして、そばに立っていた人々に言った。『その一ムナをこの男から取り上げて、十ムナ持っている者に与えよ。』 19:25僕たちが、『御主人様、あの人は既に十ムナ持っています』と言うと、 19:26主人は言った。『言っておくが、だれでも持っている人は、更に与えられるが、持っていない人は、持っているものまでも取り上げられる。 19:27ところで、わたしが王になるのを望まなかったあの敵どもを、ここに引き出して、わたしの目の前で打ち殺せ。』」

19:28イエスはこのように話してから、先に立って進み、エルサレムに上って行かれた。 19:29そして、「オリーブ畑」と呼ばれる山のふもとにあるベトファゲとベタニアに近づいたとき、二人の弟子を使いに出そうとして、 19:30言われた。「向こうの村へ行きなさい。そこに入ると、まだだれも乗ったことのない子ろばのつないであるのが見つかる。それをほどいて、引いて来なさい。 19:31もし、だれかが、『なぜほどくのか』と尋ねたら、『主がお入り用なのです』と言いなさい。」 19:32使いに出された者たちが出かけて行くと、言われたとおりであった。 19:33ろばの子をほどいていると、その持ち主たちが、「なぜ、子ろばをほどくのか」と言った。 19:34二人は、「主がお入り用なのです」と言った。 19:35そして、子ろばをイエスのところに引いて来て、その上に自分の服をかけ、イエスをお乗せした。 19:36イエスが進んで行かれると、人々は自分の服を道に敷いた。 19:37イエスがオリーブ山の下り坂にさしかかられたとき、弟子の群れはこぞって、自分の見たあらゆる奇跡のことで喜び、声高らかに神を賛美し始めた。 19:38「主の名によって来られる方、王に、祝福があるように。天には平和、いと高きところには栄光。」 19:39すると、ファリサイ派のある人々が、群衆の中からイエスに向かって、「先生、お弟子たちを叱ってください」と言った。 19:40イエスはお答えになった。「言っておくが、もしこの人たちが黙れば、石が叫びだす。」 19:41エルサレムに近づき、都が見えたとき、イエスはその都のために泣いて、 19:42言われた。「もしこの日に、お前も平和への道をわきまえていたなら……。しかし今は、それがお前には見えない。 19:43やがて時が来て、敵が周りに堡塁を築き、お前を取り巻いて四方から攻め寄せ、 19:44お前とそこにいるお前の子らを地にたたきつけ、お前の中の石を残らず崩してしまうだろう。それは、神の訪れてくださる時をわきまえなかったからである。」

19:45それから、イエスは神殿の境内に入り、そこで商売をしていた人々を追い出し始めて、 19:46彼らに言われた。「こう書いてある。『わたしの家は、祈りの家でなければならない。』ところが、あなたたちはそれを強盗の巣にした。」 19:47毎日、イエスは境内で教えておられた。祭司長、律法学者、民の指導者たちは、イエスを殺そうと謀ったが、 19:48どうすることもできなかった。民衆が皆、夢中になってイエスの話に聞き入っていたからである。
20:01

ある日、イエスが神殿の境内で民衆に教え、福音を告げ知らせておられると、祭司長や律法学者たちが、長老たちと一緒に近づいて来て、 20:02言った。「我々に言いなさい。何の権威でこのようなことをしているのか。その権威を与えたのはだれか。」 20:03イエスはお答えになった。「では、わたしも一つ尋ねるから、それに答えなさい。 20:04ヨハネの洗礼は、天からのものだったか、それとも、人からのものだったか。」 20:05彼らは相談した。「『天からのものだ』と言えば、『では、なぜヨハネを信じなかったのか』と言うだろう。 20:06『人からのものだ』と言えば、民衆はこぞって我々を石で殺すだろう。ヨハネを預言者だと信じ込んでいるのだから。」 20:07そこで彼らは、「どこからか、分からない」と答えた。 20:08すると、イエスは言われた。「それなら、何の権威でこのようなことをするのか、わたしも言うまい。」

20:09イエスは民衆にこのたとえを話し始められた。「ある人がぶどう園を作り、これを農夫たちに貸して長い旅に出た。 20:10収穫の時になったので、ぶどう園の収穫を納めさせるために、僕を農夫たちのところへ送った。ところが、農夫たちはこの僕を袋だたきにして、何も持たせないで追い返した。 20:11そこでまた、ほかの僕を送ったが、農夫たちはこの僕をも袋だたきにし、侮辱して何も持たせないで追い返した。 20:12更に三人目の僕を送ったが、これにも傷を負わせてほうり出した。 20:13そこで、ぶどう園の主人は言った。『どうしようか。わたしの愛する息子を送ってみよう。この子ならたぶん敬ってくれるだろう。』 20:14農夫たちは息子を見て、互いに論じ合った。『これは跡取りだ。殺してしまおう。そうすれば、相続財産は我々のものになる。』 20:15そして、息子をぶどう園の外にほうり出して、殺してしまった。さて、ぶどう園の主人は農夫たちをどうするだろうか。 20:16戻って来て、この農夫たちを殺し、ぶどう園をほかの人たちに与えるにちがいない。」彼らはこれを聞いて、「そんなことがあってはなりません」と言った。 20:17イエスは彼らを見つめて言われた。「それでは、こう書いてあるのは、何の意味か。『家を建てる者の捨てた石、これが隅の親石となった。』 20:18その石の上に落ちる者はだれでも打ち砕かれ、その石がだれかの上に落ちれば、その人は押しつぶされてしまう。」 20:19そのとき、律法学者たちや祭司長たちは、イエスが自分たちに当てつけてこのたとえを話されたと気づいたので、イエスに手を下そうとしたが、民衆を恐れた。

20:20そこで、機会をねらっていた彼らは、正しい人を装う回し者を遣わし、イエスの言葉じりをとらえ、総督の支配と権力にイエスを渡そうとした。 20:21回し者らはイエスに尋ねた。「先生、わたしたちは、あなたがおっしゃることも、教えてくださることも正しく、また、えこひいきなしに、真理に基づいて神の道を教えておられることを知っています。 20:22ところで、わたしたちが皇帝に税金を納めるのは、律法に適っているでしょうか、適っていないでしょうか。」 20:23イエスは彼らのたくらみを見抜いて言われた。 20:24「デナリオン銀貨を見せなさい。そこには、だれの肖像と銘があるか。」彼らが「皇帝のものです」と言うと、 20:25イエスは言われた。「それならば、皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい。」 20:26彼らは民衆の前でイエスの言葉じりをとらえることができず、その答えに驚いて黙ってしまった。

20:27さて、復活があることを否定するサドカイ派の人々が何人か近寄って来て、イエスに尋ねた。 20:28「先生、モーセはわたしたちのために書いています。『ある人の兄が妻をめとり、子がなくて死んだ場合、その弟は兄嫁と結婚して、兄の跡継ぎをもうけねばならない』と。 20:29ところで、七人の兄弟がいました。長男が妻を迎えましたが、子がないまま死にました。 20:30次男、 20:31三男と次々にこの女を妻にしましたが、七人とも同じように子供を残さないで死にました。 20:32最後にその女も死にました。 20:33すると復活の時、その女はだれの妻になるのでしょうか。七人ともその女を妻にしたのです。」 20:34イエスは言われた。「この世の子らはめとったり嫁いだりするが、 20:35次の世に入って死者の中から復活するのにふさわしいとされた人々は、めとることも嫁ぐこともない。 20:36この人たちは、もはや死ぬことがない。天使に等しい者であり、復活にあずかる者として、神の子だからである。 20:37死者が復活することは、モーセも『柴』の個所で、主をアブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神と呼んで、示している。 20:38神は死んだ者の神ではなく、生きている者の神なのだ。すべての人は、神によって生きているからである。」 20:39そこで、律法学者の中には、「先生、立派なお答えです」と言う者もいた。 20:40彼らは、もはや何もあえて尋ねようとはしなかった。

20:41イエスは彼らに言われた。「どうして人々は、『メシアはダビデの子だ』と言うのか。 20:42ダビデ自身が詩編の中で言っている。『主は、わたしの主にお告げになった。「わたしの右の座に着きなさい。 20:43わたしがあなたの敵をあなたの足台とするときまで」と。』 20:44このようにダビデがメシアを主と呼んでいるのに、どうしてメシアがダビデの子なのか。」 20:45民衆が皆聞いているとき、イエスは弟子たちに言われた。 20:46「律法学者に気をつけなさい。彼らは長い衣をまとって歩き回りたがり、また、広場で挨拶されること、会堂では上席、宴会では上座に座ることを好む。 20:47そして、やもめの家を食い物にし、見せかけの長い祈りをする。このような者たちは、人一倍厳しい裁きを受けることになる。」


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